イラン戦争は一旦終わった?なぜ株価が急騰したのか|原油安・地政学リスク後退を初心者向けに解説

イラン情勢の落ち着き期待で株価が上昇した理由を初心者向けに解説するアイキャッチ画像。米国とイランの握手、原油価格下落を示すドラム缶、上昇する株価チャートが描かれている。 投資ニュース
イラン情勢の緊張緩和期待を受けて、原油価格の下落・地政学リスク後退・リスクオンの流れから株価が上昇した理由を初心者向けに整理した記事です。

どうも、けいです(‘ω’)ノ

イラン情勢が「一旦落ち着いたのでは?」というニュースが出て、株価が大きく上がりました。

こういう時、投資初心者としては正直こう思います。

「戦争が終わったら、なんで株が上がるの?」

しかも、ニュースを見ると「和平合意」「停戦」「ホルムズ海峡」「原油価格下落」みたいな言葉が一気に出てきます。

いや、情報量が多い。

ということで今回は、イラン情勢がいったん落ち着いたことで、なぜ株価が跳ね上がったのかを初心者向けに整理します。

結論から言うと、株価が上がった主な理由はこの3つです。

  • 原油価格が下がり、インフレ懸念がやわらいだ
  • 地政学リスクがいったん後退した
  • 投資家心理が「リスクオン」に戻った

ただし、「戦争が完全に終わった」と断定するのはまだ早いです。現時点では、和平・停戦期待を市場が先に織り込んで株価が上がった、という見方が自然です。


まずファクトチェック:何が起きたのか

まず、ニュースとして確認できる範囲を整理します。

確認ポイント内容見方
和平・停戦期待米国とイランの合意・和平枠組みへの期待が報じられた市場は「戦闘拡大リスクが下がった」と受け止めた
原油価格ブレント原油やWTIが大きく下落エネルギー供給不安がやわらいだと見られた
ホルムズ海峡再開・通航正常化への期待が強まった世界のエネルギー物流にとって重要なポイント
株式市場世界の株式市場で買い戻しの動き投資家心理がリスク回避からリスクオンへ傾いた
注意点合意の履行や再緊張リスクは残る完全解決ではなく「不安が一段落」の段階

海外報道では、イラン情勢の和平・合意期待を受けて原油価格が下がり、欧州や世界の株式市場が上昇したと報じられています。

たとえば、The Guardianは、原油価格が3か月ぶりの安値圏まで下がり、株式市場が上昇したと報じています。Business Insiderも、米国・イランの合意期待で原油が下がり、世界株が上昇したと伝えています。

一方で、合意の実行や物流の正常化には時間がかかる可能性もあるため、「もう全部安心」と見るのは少し早いです。

図解:なぜ株価が跳ね上がったのか

ニュースイラン情勢がいったん落ち着く期待
原油供給不安がやわらぎ、原油価格が下がる
インフレガソリン・物流・企業コストの上昇懸念が弱まる
金利インフレ懸念が弱まると、金利上昇圧力もやわらぎやすい
株価投資家心理が改善し、株が買い戻される

ざっくり言うと、今回の株高は「戦争が終わったから株が上がった」というより、

「最悪シナリオの可能性が下がったから、株が買い戻された」

というイメージです。

理由1:原油価格が下がると株には追い風になりやすい

今回のポイントは、やっぱり原油価格です。

中東情勢が悪化すると、まず市場が気にするのが原油です。

特にホルムズ海峡は、世界のエネルギー物流にとって重要な場所です。ここが不安定になると、原油や天然ガスの供給不安が一気に高まります。

原油価格が上がると、企業にとってはコスト増になります。

  • 工場を動かすコスト
  • 物流コスト
  • 航空・旅行・輸送関連の燃料費
  • ガソリン価格

こういうものが上がりやすくなります。

逆に、原油価格が下がると「企業のコスト負担が軽くなるかも」「インフレが落ち着くかも」と市場が考えます。

その結果、株にとっては追い風になりやすいです。

特に日本のようなエネルギー輸入国にとって、原油安は企業コストや家計負担の面でプラスに見られやすいです。

理由2:地政学リスクが後退すると「安心して買える」雰囲気になる

株式市場は、先のことが読めない状態を嫌います。

戦争や紛争が広がるかもしれない。
原油がさらに上がるかもしれない。
インフレが再加速するかもしれない。
中央銀行が利下げしにくくなるかもしれない。

こういう不安があると、投資家は株を買いにくくなります。

でも、今回のように和平や停戦への期待が出ると、市場はこう考えます。

「とりあえず最悪の事態は避けられそう?」

この「とりあえず」が大きいです。

株価は、事実そのものだけでなく、未来への期待や不安でも動きます。

なので、戦争が完全に終わっていなくても、リスクが下がったと見られれば株価は上がることがあります。

理由3:投資家心理がリスクオンに戻った

投資の世界では、よく「リスクオン」「リスクオフ」という言葉が出てきます。

状態投資家の動き買われやすいもの
リスクオフ不安が強く、安全資産に逃げる現金、国債、金など
リスクオン安心感が出て、リスク資産を買う株式、ハイテク株、新興国株など

今回の株価上昇は、地政学リスクが少し落ち着いたことで、投資家心理がリスクオンに戻った動きだと考えられます。

つまり、みんなが一斉に

「ちょっと安心したし、株を買い戻そう」

となったわけです。

もちろん、これが長続きするかは別問題です。

どんな株が上がりやすいのか

原油安と地政学リスク後退で上がりやすいのは、ざっくり以下のような銘柄です。

分野上がりやすい理由注意点
航空・旅行燃料費低下や旅行需要回復期待情勢再悪化には弱い
輸送・物流燃料コスト低下が追い風景気減速には注意
製造業エネルギーコスト低下が利益にプラス為替や需要の影響も大きい
ハイテク株リスクオンで買われやすい金利上昇には弱い場面もある
内需株家計負担の軽減期待業種ごとの差が大きい

一方で、原油価格が下がると石油関連株やエネルギー株には逆風になることもあります。

つまり「株全体が上がる」といっても、全部の銘柄が同じように上がるわけではありません。

でも、ここで飛びつき買いは注意

こういうニュースで株価が一気に上がると、ついこう思います。

「乗り遅れた!今すぐ買わないと!」

はい、めちゃくちゃ分かります。

でも、こういう時ほど冷静に見たいです。

確認したいこと理由
上昇は一時的な買い戻しかニュース直後は短期筋の動きも大きい
和平合意は本当に履行されるのか再び緊張が高まる可能性がある
原油価格は下がり続けるのか供給正常化には時間がかかる場合がある
自分の投資方針に合っているかニュースだけで買うと高値づかみしやすい

特に投資初心者は、ニュースで上がった銘柄を見てから買うと、すでに株価がかなり上がっていることがあります。

僕も何度もやりがちです。

ジャパンディスプレイとか、あとはジャパンディスプレイ。あ、あとジャパンディスプレイとかもありましたね(*_*)

「これはまだ上がるやろ!」と思って買ったら、そこが天井。

投資あるあるです(笑)

新NISA初心者はどう考えればいい?

僕のような新NISA初心者の場合、こういうニュース相場で一番大事なのは、無理に動きすぎないことだと思っています。

今回のように地政学リスクが後退して株価が上がると、短期的には気持ちが強気になります。

でも、長期投資で大事なのは、ニュースに振り回されすぎないことです。

  • S&P500やオルカンなどの積み立ては淡々と続ける
  • 個別株は勢いだけで買わない
  • 原油・金利・為替の動きもセットで見る
  • 「なぜ上がったのか」を言葉にしてから判断する

これくらいの距離感がちょうどいい気がします。

ニュースを見る。
理由を考える。
でも、すぐに飛びつかない。

地味ですが、これが一番大事かもしれません。

まとめ:株価急騰は「安心感の買い戻し」

今回、イラン情勢がいったん落ち着く期待から、株価が大きく上昇しました。

理由をまとめると、以下の通りです。

  • 和平・停戦期待で地政学リスクが後退した
  • 原油価格が下がり、インフレ懸念がやわらいだ
  • 金利上昇への不安が少し後退した
  • 投資家心理がリスクオンに戻った

ただし、これは「戦争が完全に終わったから安心」という話ではありません。

市場が先に安心感を織り込んで、株を買い戻した動きです。

なので、今後もイラン情勢、原油価格、金利、為替の動きは見ておきたいです。

投資って、株価だけ見ていると分かりにくいですが、ニュースとつなげて見ると少しずつ理解が深まりますね。

今回もまた、相場に勉強させてもらいました(‘ω’)ノ


※この記事は筆者個人の情報整理・運用記録であり、特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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